Rising Sun Properties
空室対策に外国人入居者という選択
長期に渡る円安と世界的な日本文化へのブームが相まって、昨今の日本ではどこに行っても外国人観光客を目にすることが当たり前になってきました。それに伴い、日本に住みたいと考える世界の人々が急増しています。
そうした外国人の多くは留学や仕事など日本での長期滞在を求めて日本に移って来た人たちです。
私たちは外国人顧客専門の不動産業者です。私たちのお客様は主に英語圏からの学習や仕事を目的として長期滞在する外国人のお客様とそのご家族です。
また近年は「デジタルノマド」と言う、世界中を旅しながら同時にリモートワークでしっかりと収入を得ている世界中の優秀な若者たちの多くも日本を訪れています。
彼らも定住する外国人同様に日本に長期滞在する私たちの「お客様」です。
私たちはそうした日本で生活する外国人のお客様に「心地よい日本の生活の場」を見つけるお手伝いをしています。
外国人入居者は面倒??
私たちは名古屋市内に4棟、名古屋市郊外に2棟の賃貸マンションを所有し自社管理しています。その自社物件で多くの外国人入居者を積極的に客付しています。おかげさまで全ての物件がほとんどの時期に満室となっています。
私たちも2023年に外国人専門の不動産会社としてスタートするまでは、立地の良い物件にもかかわらず新築や賃料を抑えた他社の賃貸物件との競争で空室を多く抱えていましたが、外国人入居者を積極的に客付することで賃貸マンションの収益性を一気に向上させることができました。
しかし、他の賃貸物件のオーナー様からは、「外国人入居者は面倒を起こしませんか?」とよく質問を受けます。
私たちの経験では「日本人と何も変わりませんよ。私たちのマンションにはシルバー人材センターから派遣で来てくれている管理人がいるのですが、管理人も『外国人の方々はとても礼儀正しくて良い入居者だ』と言っていますから」とお答えしています。
良い入居者と面倒な入居者の違いは「人種」ではなくきちんとルールを守る人かどうかと言うその人の「人間性」によるものです。
外国人に対しても日本人に対しても最初は「入居審査」でしっかりと見極め、その上で生活環境のルールを周知し問題が起きた時には直ちに注意を促すことで賃貸管理経営に問題が生じることはなくなると私たちは考えています。
私たちは外国人の入居者にGTN(グローバルトラストネットワーク)と言う家賃保証会社と契約することを条件としています。この家賃保証会社は外国人入居者専門の家賃保証サービスをしています。またこの会社はトラブル発生時には入居者に外国語での対応サービスを提供しています。
外国人は家を借りられない?
なぜ、日本の大家さんたちは外国人に部屋を貸すことを拒むのでしょうか?
理由は様々ですが以下のような理由が考えられます。
言葉が通じないので不安
問題を引き起こす生活習慣の違いが不安
突然国に帰ってしまうのではと不安
私たちは自社の賃貸物件に多くの外国人のお客様をお迎えしています。
その経験で学んだことは、
最初にルールをきちんと説明する
外国人顧客に対応した家賃保証会社に家賃回収を依頼する
入居者との情報交換はLINEやメールで行う
私たちはそれだけのことですべての問題を解決しています。
賃貸不動産オーナー様向けQ&A
基本的に日本で長期滞在する外国人は日本という国にあこがれて尊敬の気持ちを持っている親日家です。在留資格に問題がないことを確認すれば安心できます。
多くの外国人は最初から日本語が堪能なわけではありません。入居時に説明を受けてもゴミの出し方(日本人でも難しい!)や騒音に対する意識などが習慣の違いから十分に理解されないまま入居に至ってしまうことがあります。そのために「外国人はルールを守らない」と誤解されていることがよく見受けられます。
最初に細かいルールをわかりやすく説明するようにすればほとんどの問題は解決するでしょう。また、問題が起きた時には放置せずにすぐに直接注意を促すことも必要です。冷静に注意をすることは外国人に正しい情報を与えることになるので問題にはなりません。安心してください。
突然何も告げずに部屋を去ってしまうかもと心配する大家さんもいるかもしれません。
私たちはそのリスクを回避するために家賃保証会社(GTN)と入居者との契約を入居条件にしています。家賃保証会社は賃料だけでなく、退去時の部屋の損壊や残置物の処理費用なども保証します。もちろん、そのような事例を私たちは経験していませんが万一に備えておく必要はあります。
また、緊急で帰国したり長期の旅行に出かけたりと、入居者が長期間留守にするケースがたまに見受けられます。そのような時のために「2週間以上留守にする場合は大家や仲介業者に連絡すること」とルールを決めておくと安心できます。そうした連絡も携帯メッセージやメールを使えば翻訳文を送るのも難しいことではありません。
空き家オーナー様向けQ&A
古い家に住みたくない
住人が老齢化して施設に移った
相続した古い家より都心の新しいマンションに住みたい
リフォーム費用がない(改修しても格付けできるか不安)
不動産会社が取り扱ってくれない(廉価な家の仲介手数料が安いから)
大きくて古い家は日本人の若い世代には敬遠されがちです。しかし、欧米の方たち、とりわけアメリカとオーストラリアのお客様は広い家を好みます。たとえ郊外の家でも年に数か月間だけセカンドハウスとして過ごすための「空き家」を購入する外国人が増えています。「住む家を探す外国人」は、東京都心のタワマンやリゾート地を高額で買いあさる外国人投資家とは一線を画しています。
放置された空き家でも最低限の生活インフラをきちんと整えれば逆にその古さも「魅力」となります。また、入居者にDIYを自由に任せて日本と外国のテイストをミックスした部屋を外国人の入居者に創造してもらうのも新たな賃貸の経営方法です。
外国人の間で安くて古い日本家屋をDIYでリモデルして賃貸物件として貸し出すことがブームになっています。賃貸部屋でも自由にリフォームして良いと言う条件の物件が人気を得ることもあります。
外国人には古くて日本的な家が魅力的
円安のおかげで空き家はお手頃な「住居」になる
日本はリピートして訪れたい国:ホテルや民泊より空き家購入がお得!
オンライン内見、重説が当たり前の時代。契約もオンラインで!
私たちの外国人のお客様は賃貸も売買もオンラインですべての手続きを完了している方がほとんどです。私たちはこれまで中部地区だけでなく、西日本全域、北陸地方、上越地方の物件をオンラインでご紹介しています。もちろん、外国人のお客様に現地への同行を求められれば現地案内もしています。
実際の物件を見ないで部屋を借りたり高額な不動産を買ったりするのかと疑問に思われるかもしれませんが、実際にオンラインで内見して物件購入や賃貸を決める理由は、外国人の間では「外国人は部屋を貸してもらえない」という噂が広まっているからです。ホテルや民泊を利用することは容易ですが宿泊費用は1週間分で家賃1か月分以上になることがほとんどです。観光以外で日本に来る外国人は来日する前に長期で住む場所を事前に確保して安心したいのです。
また海外の主要先進国の大都市圏に住む若者にとって、もはや自国で家を購入することは不可能となってきました。ニューヨーク、ロンドン、パリ、サンフランシスコ、シドニーなどでは物価の急激な高騰により、若い人の給与では不動産購入ローンを賄えなくなっています。この状況は東京の一部の地域でも同様の状況になりつつあります。東京の70平米のマンションが平均価格で1.5億円もするのでは、とても手が届きませんね。
空き家や空室でお困りの方で、「外国人顧客も歓迎」とお考えの方はご相談ください
外国人顧客の取り扱いは面倒??
弊社のお客様は英語翻訳されたathomeやSuumoをご覧になって物件のお問い合わせをされることがほとんどです。しかし、実際に物件の問い合わせをすると「外国人」であることを理由に取引を断る売主様や仲介業者様が少なくありません。
特に日本語を理解されない買主であれば仲介に不安を感じるかもしれません。
弊社のお客様のほとんどは、実際には弊社の提携する国際業務に精通した司法書士に「代理契約」を依頼しています。つまり契約書に署名捺印するのは買主と司法書士の連名になります。
司法書士は買主の「購入意思と本人確認」のために「パスポートや外国免許証」などの身分証のほか、「宣誓供述書」(Affidavit)と
「代理権」(POA: Power Of Attorney) を取得したのち、契約と支払いを代行し不動産登記を行います。
買主側の仲介会社は重要事項説明書および売買契約書、付帯資料を翻訳し、事前にオンラインで買主に説明を行います。
代理契約権を取得した司法書士と契約する売主側の手続きは一般の日本人の買主に対応する場合と何ら違いはありません。
外国人のお客様とのお取引をお考えの仲介業者様からの物件紹介を歓迎いたします。どうぞお気軽に
お問い合わせ ください。